西尾維新さんという作家さん、ご存知の方は多いかもしれない。
作家さんを知らなくてもエンタメにそこそこ触れている方は「物語シリーズ」とか「掟上今日子」あたりのタイトルは聞いたことあるかもしれない。
そんな作家さんのデビュー作『クビキリサイクル』から始まった「戯言シリーズ」が好きだってお話です。
戯言シリーズというのは主人公の肩書きが「戯言使い」というものだから。
この主人公いーちゃんが孤島で、学生生活で、陸の孤島で、辺境の学校で他遭遇した事件を推理などしていくシリーズです。
キャラクターが「おかしな言葉遣いをする単純な不思議ちゃん」というだけでなく設定からしておかしい人が多く、主人公が人見知りしないけど初対面の人すらおちょくったりするタイプの面白主人公で、そして西尾維新さんらしい言葉遊びが随所に発生していて読んでいて楽しいシリーズです。あと萌キャラ殺しといわれるほどキャラが死ぬ。「えっえっこんな特徴満載のキャラ殺すの!?」ってくらい死ぬ。私が高校生のころに出会った小説なんですが、そんなの好きにならないはずがない。
シリーズ後半はおかしなキャラクターのうちバトル特化したキャラが多くなっちゃうので、シリーズ2作目の『クビシメロマンチスト』をまずはオススメします。1作目の『クビキリサイクル』もいいけどね、2作目は現代京都を舞台にして、プチ聖地巡礼とかもできますので。
西尾維新さん、あれよあれよとメジャー化しましたね。
戯言シリーズ派生の「人間シリーズ」「最強シリーズ」、別の世界観の「世界シリーズ」、「りすかシリーズ」、「物語シリーズ」、「刀シリーズ」、「伝説シリーズ」、「ニンギョウがニンギョウ」などいくつか追っかけていましたが、やはり初期「戯言シリーズ」がいちばん好きです。