『封神演義』

私の三大ベスト漫画にランクインしている少年漫画『封神演義』の話をします。

 

封神演義』はそもそも中国の古典小説のひとつで、『西遊記』と並ぶイメージかと。

その『封神演義』をベースに、いろいろ改変して出来上がったのが少年漫画『藤崎竜先生版・封神演義』です。

 

時代は紀元前11世紀頃の中国、殷から周へと変わる時代。

とはいえ、古代兵器的なスーパー武器があったり、キャラクターデザインが先進的だったり、バトルも派手で古臭さとか地味とはかけ離れているので心配いらないです。流行り廃りのない独特の絵柄なんです最高。

でも『封神演義』のよさは絵だけではなくキャラもいいんです。

主人公太公望が知略を得意としつつ、ちょっとせこさやズルさも見せつつ、いざというときは頑張るしで、

ヒロインポジとされる妲己はヒロインという枠に捕らわれない空前絶後のキャラだとおもいます…太公望と同じく策略家であり、太公望以上の実力もあり、かつ自分の意思も強く、お洒落で残酷で、週間少年ジャンプ史上いちばん好きなヒロイン…!

 

週間少年ジャンプの漫画って人気が出なかったら打ち切り、人気が出たら引き延ばしがされてなかなか綺麗に終われないと言われているのですが、これはとても美しく最終回迎えた一品です。

 

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アニメ化もしてはいるのですが、1回目は原作アレンジ+原作が完結していなかったのでオリジナル結末、2回目は壮大なストーリーをすべてではないものの2クールくらいで追っかけようとしたので構成がつぎはぎという状態なので漫画だけで十分です。

 

 ゲームはよかったという噂を聞きましたが、私は未プレイなのでわからないです…ワンダースワン…。