『金色のコルダ』

女性向け恋愛シミュレーションゲームを数こなすと「なんか…話読んで選択肢選ぶだけだな…」と感じてくるのですが、たまにゲーム性があるものもあります。

バトルシーンにかろうじてゲーム性がある遙かシリーズとか。

ステータスをバランス見て上げなければいけないときメモとか。

そんな中私はいちばんゲーム性があると思うのがこちら、『金色のコルダ』シリーズです。

 

 金色のコルダシリーズ

金色のコルダシリーズは現在1~4まで出ているのですが、1・2と3・4でキャラが完全に違いますのでご注意。

私が今回ご紹介するのは『金色のコルダ』『金色のコルダ2』『金色のコルダ2 アンコール』です。

 

どんなゲームか

舞台は音楽科と普通化がある高校。普通化に通う主人公が突如音楽の妖精に目をつけられて、やったことのないバイオリンを魔法の力を借りつつ演奏し、学内コンクールに参加する…というもの。魔法の力を借りてるとは言いますが、主人公かなり練習して力を付けていきますので大丈夫、多分あなたも好感を抱きます。不思議な力で勝手に世界平和なんて甘い世界ではない。

このゲーム、とにかくその音楽スキルを身につけていくパートが面白い。放課後に3ターン、あと休日に練習するかデートするかでコンクールで勝ちを狙いに行くのか、攻略キャラとのやり取りを楽しむのかなどが決まります。練習ではレベル上げのためにSDキャラで校内3Dマップを走り回り、「演奏する!」と決めたときに出てくるサークル内しか聴衆になってくれないので、人ごみを探してまた走る…というかんじでかなり時間持っていかれます。でもコンクールの曲目は選べるし、うまくなるにつれて主人公のバイオリンから出てくる音もよくなっていくという「音素材どれだけ収録したんですか」というシロモノです。

そしてその技術上げるのがまた楽しくて嵌るんですよ…周回が全然苦にならない…むしろ次はこの順番で演奏しようとか策略練ってしまう…。

 

ナンバリングによる違い

そして初めてだったから按配がわからなかったのか、『金色のコルダ』は攻略がかなり難しいです。普通は乙女ゲームする人って別にゲーマーとは限らないから、攻略できるように簡単なはずなんですよ。でもそうじゃない。音楽スキル上げずに見られるEDは普通にできるのですが、音楽スキルが一定のレベルまで上がらないと見れないEDは本当に見られない。私は攻略本買ってやっと見れました…選ぶ曲目、休日の動き、練習する場所、イベントが発生しなければリロードなどの努力が必要です。

 

金色のコルダ2』は上記で反省したのか、かなり間が開いてからの発売となったので世の乙女ゲーマーのゲームレベルを理解したのか、難易度はかなり下がりました。それでも月森君という演奏技術ぶっちぎりキャラはまだちょっと手ごわい感じが残っているあたり、キャラの特性が活かされていて好きです…。

春が舞台の無印とはかわって、2学期が舞台となるのでイベントも目白押しで楽しいですね。

金色のコルダ2 アンコール』は1月~2月が舞台なので、また違うイベントもあるのでよいです。

 

 『金色のコルダ2ff』は『金色のコルダ2』と『金色のコルダ2 f』という追加要素版が入ったものなので、最初のプレイにオススメはしにくいのですが(無印からやってほしい派)、Vitaでできるのがこれだけのようで…PS2とかPSPお持ちの方は探してください…。