百人一首って覚えていますか。
学校によっては暗記させるところもあるようですが、私の卒業校ではなかったので最初のほうの首と好きなものしか覚えていません。
そんな私が「百人一首、おもしろいじゃん！」と感じた本が『うた恋』です。
全句を紹介しているわけではなく、特定のものをその作者とともにセットで漫画にして紹介しているのですが、おもしろいんです。
清少納言さんってこんな感じだったのかーとか(紫式部とセットで名前を覚えていた程度でした)、平安時代の初期と中期の文化の違い、そもそも百人一首の作成の発端、在原業平のモテ具合、平安時代の結婚文化他などがなんとなくつかめます。
これ、中学の古典の授業が始まる前に読んでおきたかった…！
メタギャグもちょいちょい入ってて、そして古典の文法的説教くささがないので本当に読みやすいです。
『うた変』という吹っ飛んだバージョンもあり、こちらはギャグが強いのですが同様に面白いのでエンタメ系のネタに抵抗ない人はこちらも是非。
