『だから私はメイクする』

 

以前ご紹介した『浪費図鑑』を手がけた方々の新作『だから私はメイクする』を読みました。元気いただきました。

 

内容はメイクをベースにファッションや整形など、元の同人誌『美意識』を彷彿とさせるラインナップ。好きな映画に『セーラームーンR』『デジモン』などを挙げて同志だと思わせる人もいれば、多分この人はオフで会ったら間違いなく違うグループに属するんだろうなという人まで幅広い人選。が、エッセイを読むと「あ、根っこは同じだな」という印象を抱いてしまう不思議。アイドルだった女性なんてどう考えても私と重なるところないのに(友達どころか知人になる可能性すらない)、わかる気になってしまいました。

 

化粧という沼に目覚めるきっかけについて楽しそうに書かれたものが多く、「友達がはまっている沼について魅力たっぷりに語られている」という前作と同じテイストでそりゃ楽しいよって感じですね。オタ女子と回し読みしたい一品。

 

特にパーソナルカラー診断と骨格診断は店を調べだすほどに惹かれました。限界オタクにこそ必要で、劇団雌猫の皆さんも嗜まれているなら私にもよいものではないかというわくわく。予約しゆうんと調べたところ一番惹かれたお店が年内予約満杯だそうで、とりあえず踏みとどまりましたが、来年予約取りそう。取れるか?

 

だから私はメイクする 悪友たちの美意識調査

だから私はメイクする 悪友たちの美意識調査