『コーチングの基本』

友達に好みを聞いたら「黒髪でおとなしい感じの子」と言っていたのに、いざ恋人ができたら「茶髪で元気ありあまってるタイプ」ってことありませんか。自分の本当の望みを把握できている人は少ないというお話。そんな人にコーチングです。

 

私はコーチングを受けたことがないのですが、その存在を知って「普通に自分向けにやってもいいし、会社で部下にやってもいいやつでは?」と本書を購入。

「何をしたいか」を丁寧に聞き出し、

どう動いていくかを一緒に考え、

都度成果や進捗を確認し、

期限内で目標達成にまで導く、というもの。

基本アドバイスはせず、質問によって相手の気付きを引き出すという、個人的にはカウンセリングや占い師さん、マネジメント、コンサルティングに近いイメージです。コンサルは答えを用意してしまうのでちょっと違いますけど、イメージ。

 

目標を決める時期や稼働中などタイミングに合わせての質問例もたくさんあって参考になりますが、自分ひとりでもできて即効果がありそうなのは以下3つ。

・仕事中の自身の姿を撮影して、自分を客観視すること(自分が思う以上に喋り方が偉そうだったりするので、対人スキルの修正に)

・目標にキャッチコピーみたいな命名をして、常に意識すること(何事も名前をつけることでハッキリするというもの)

・目標を「hope to」「have to」「want to」に仕分けて、「want to」のものに働きかける(ぼんやりと願う「不労所得で生きたい」というのはhope to)

 

コーチングは意識改革を引き起こすもので、コーチする人のスキルに多分かなり左右されますし、たくさんの胡散臭いコンサルがはびこる世の中では疑わしくもなりますが、マネージメントスキルにつながるものでもあります。この本を読んでコーチングの基礎知識をつけて、必要あればコーチしてもらうのが一番よさそうです。

コーチされなくても成果出せる人もいますが、話を聞いて合いの手を入れてしばらく見守ってくれる存在があると凄く捗ることもあるじゃないですか、例えば同人原稿とか。

 

この1冊ですべてわかる 新版 コーチングの基本

この1冊ですべてわかる 新版 コーチングの基本

 

 

ちなみにこれ、自分に向けてやろうかとも思ったのですが、客観的に自分に質問投げかけるのめっっちゃくちゃ難しいので断念しました。紙に書くことで客観的に見れるとはあるので、困ったら紙に書き出す習慣はつけようかとおもいますが…実際今はやりたいことの取っ掛かりがなさ過ぎて、コーチングを受けるタイミングではないのです。自己啓発みたいなものですが、いつか受けてみたいですね。