『プレステップ神道学』

神道についてちゃんとした基礎知識をつけたいなと思っても、どれがまともな本かがわからない…とぼんやりしていたとき、twitterで「神道系の大学で最初に配られる本だよ」と呟かれてるのを見て購入。

神社で年始巫女バイトしてたとき、研修で来てた学生さんいたんだから「神道を学問する大学の学部がある」ことにその場で気付いていれば…!12年越しの発見です。遅い。

 

プレステップ神道学 (PRE-STEP 9)

プレステップ神道学 (PRE-STEP 9)

  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: 弘文堂
  • 発売日: 2011/04/01
  • メディア: 単行本
 

 

168ページという薄さで、「神道の古典として古事記説明」「古代から現代まで神道という宗教の扱われ方と立場と歴史」「祭りと呼ばれる神道行事の説明」「現代の神道儀式の道具と衣装と作法」「今後のグローバル観点からの神道」と基本らしきものモリモリ。物足りないな、という人向けに各章にお勧め文献も掲載。早くに会いたかった一冊。日本固有の民族宗教なだけあって日本史はもちろん民俗学や衣装ともバリバリに絡まってて面白いです。

 

私が出た大学はキリスト教プロテスタントをベースにしていたため、理工学部でありながら1年時にキリスト教学が必修単位として設定されていました。内容が哲学に寄りまくっていて私に合わず、この本の「歴史の中での宗教の立場変動説明」とか「それ~~!!!それが知りたかった~~~!!」感がいっぱいで大満足でした。