『はじめての金継ぎBOOK』

今は亡き祖母宅から持ってきた茶器を割りました。黒の茶器で、茶道を嗜んでいた祖母が箱に入れてしまっていたのですが、一人暮らしで茶を嗜むこともなかったので小さめのどんぶりとしてバリバリ使っていたのですが、割りました。

でも気に入ってたし、捨てるに忍びない。ので、金継ぎに挑戦しました。

 

はじめての金継ぎBOOK ([バラエティ])

はじめての金継ぎBOOK ([バラエティ])

 

 

完全に割ったので、繋げるための瞬間接着剤と、パテになる「との粉」を別途購入。あとは上記ムック本についていた漆液や金の粉で繋げることができました。

人生において金継ぎを見た経験が乏しく、プロと比べるとどんな出来なのかはわかりませんが、素人目的には全然問題なし。自分で手がけたこともあってむしろ愛着がわいたくらい。

「自分で修繕ができる!」とわかったので、今後どんな高価な食器でもばんばん使っていく元気が沸きました。作業も楽しかったので今は割れた皿を逆に探したいくらい。フリーマーケットでちょっと割れたお洒落なお皿とか売られてたら買っていそいそと直すのになあ、という気分です。

 

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デメリットというか難所はうるしの匂い問題。

割れた器にとの粉と漆を混ぜたパテのようなものを作って穴を塞ぎ、乾燥のため一週間置いておくのですが、癖があって強いにおいがずっと漂っていました。「強い匂いを嗅ぐと頭痛がする、ただし住居はワンルーム!」という方はおすすめしません。