築地本願寺

皆さん築地といえばなにを思い浮かべるでしょうか。やはり今は無き市場でしょうか。おいしかったよね、お寿司。

今日ご紹介するのは築地本願寺。私はどちらかというと神道派ですが、親族の仲がいいため呼ばれる法事が多く、築地本願寺には2年に一度くらいのペースで足を運んでいます。他のお寺さんにもちょいちょい行きますが、築地本願寺さんは他のお寺と違うなあと感じます。

 

tsukijihongwanji.jp

 

①建物がレトロかわいい

今の本堂は1934年に再建したものなのですが、当時の帝国大学名誉教授がデザインしたというインドモチーフがあちこちにあるオリエンタルなテイスト。普通のお寺をイメージしてると「えっ瀟洒!!」「昭和初期にお寺としてこんな建物が許されたの!!?」と驚くこと間違いなし。大正や昭和初期のそういう建物好きにはたまりません。

パイプオルガンも設置されていてますますおかしい。

 

②サイトがかわいい

神社やお寺のサイトってまあ大体渋くてシンプルなものですが、ここのはがっつりデザイナーと組んで作ったのがわかる、初心者にもやさしいおしゃれサイト。イベント案内にもイラストが使われていて「ちゃんとお金をかけています」ということが伝わります。

 

③イベント他が充実している

「ここは売れっ子博物館ですか?」というレベルでイベントが組まれています。朝におかゆとあんぱんが配られたり、リアル脱出ゲーム、こども向けのおつとめ体験&焼き芋イベント、法話や人生相談、お墓案内に終活サポート、ランチタイムコンサート、結婚式(仏前結婚式なんて聞いたことあります?)。カフェにある「18品の朝ごはん」も大人気だそうです。

一等地にあって大きくて檀家もきっとたくさんいるからできることなのかもしれませんけど、「知らない人にも仏教に興味を持ってもらう(布教)」「人の悩みに寄り添う」「死に対してお墓や遺産相続など物理的に助ける」など多分古来から仏教が取り組んできたものを、現代風に組みなおしたんでしょう。めっちゃくちゃ親近感湧くし、仏教徒でなくても私みたいな知的好奇心を満足させたいタイプが行くにはうってつけのお寺です。

 

 

日本人ならば初詣に神社やお寺に足を運ぶ人は結構いると思うので、多分公共性があるというかメジャーであれば宗教施設に行くのは抵抗ないんじゃないでしょうか。

築地は場外市場がまだありますし、東京駅近辺や浅草にも行きやすい位置ですし、東京観光のひとつとしておすすめです。