2020年コロナ禍がまだまだ続く中、京大オンライン公開講義が発表されました。
コロナについては真偽不明な情報がネットでもテレビでも飛び交い、専門でない人が専門家のようなふりしてバンバン情報出すし、もうしっちゃかめっちゃか。そんな中で京大の教授という身元確かな方の講義。安心して見ることができます。
本講義シリーズでは、コロナパンデミックに直接・間接に関連する内容の特別講義を通じて、アフターコロナの社会を見据え、広く、深く考えるための視座を社会に提供します。
ということで、内容も「哲学」「環境史」「倫理学」「地域研究/メディア学」と他とは一味違います(8月には「人類学」「臨床心理学」「映画学」他のリレー講義もあってそちらも楽しみ)。
もちろんどの講義も楽しいのですが、特に私が推すのは「パンデミックの倫理学」です(現在全5回のうち2回目までyoutubeで講義公開済)。
教授が「どこの学校にもいた、雑学含めて話が面白い先生」でガンガンしゃべるし、
「パンデミックと倫理だけど、公衆衛生って言葉ご存じ?」
「自分が感染しないために自粛するか、他人を感染させないために自粛するか、全体の感染率を下げるためにとにかく自粛してなのか?」
「ダイヤモンド・プリンセス号ってよかったの?悪かったの?それは誰目線での考え?」
「社会のためにどこまで個人の自由って制限されていいと思う?」
とあって、世の中でわちゃわちゃ自粛の人権について言っている人はまずこの動画見て!!!そっから議論しよう!!!ってなります。さすが大学教授、参考文献やらソースを明確にしての講義で素晴らしいです。世の中のお気持ち発言とは一味違うぜ。
ラストにリアルタイム質問回答もあるんですが、ちゃんと聞いてる人からの質問で本当に気持ちがいいです。ちゃんとした大学に通って講義聞くってこういうことだよな~と今さらながら。来世では京大行きたい。