『高慢と偏見とゾンビ』

私が好きな映画ジャンルに「ゾンビもの」というカテゴリがあります。ゾンビが出るなら大体「アクション」「コメディ」「ホラー」のどれかになるのでゾンビ表現と含めて大体楽しめるだろうという安心感があるからです。

 

さて、タイトルだけ知っていた『高慢と偏見とゾンビ』。結論から言うとめちゃくちゃよかったです。TVで見ましたが2019年マイベスト映画にノミネートしたくらい。人生単位でも褒め殺したいレベルの素敵な映画でした。「女性アクション」「中世ヨーロッパの貴族社会での恋愛」あたりが好きな人は見て損なし。

 

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もともと『高慢と偏見』という19世紀イギリス舞台の大人気貴族ラブロマンス小説があり、そこにゾンビをぶっこんだもの。映画見た後に原作のあらすじ調べたら本当に「原作にゾンビを突っ込んだ」以外に表現しようがないくらい忠実でした。

 

設定としては大航海時代、海外に出たイギリスが貿易時に未知のウイルスも輸入してしまい、高い壁で囲われたロンドンはゾンビであふれかえり、貴族たちは自衛の為に日本か中国で武術を身につけるのが嗜みとなり、でも貴族ならではの「女性には遺産相続権がないから娘にいい縁談を用意したいと奔走する母」などがあり、一見トンチキに見える設定も筋が通っていて安心してご視聴いただける仕組み。

 

主人公であるヒロインがとにかく強く、ドレスの下に暗器をしのばせ、馬を乗りこなし、対ゾンビでも対人でもガンガン戦えるのでアクションとしても凄く楽しい。

ヒーローもめちゃくちゃ強く、つっけんどんかと思いきや誠実で紳士、そして日本刀が武器と厨二心くすぐられる武人。

ゾンビも皮膚がただれているものや、頭髪が抜けたものなど、気合入った造詣で文句なし。

 

私はアマゾンプライムで見ましたが、他の配信サイトでも取り扱われているようなので、お好きなサイトでぜひ。

なろう小説で女主人公もの読みまくってる人当たりに特に刺さりそうなのですが、なかなかお伝えする機会がなくとても残念です。

 

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