「絵の勉強をしたか」と聞かれると一応YESと答えます。3DCGの勉強しに3年半専門学校に通い、色彩検定2級も獲得したので、独学では全然ありません。ただ、「まずはシルエットが大事」「色は比率と組み合わせがポイント」など最低限はわかりつつも、似た絵のよしあし判断はできず、カメラアングル決めるのも何がいいかわからずと、正直ずっと困っていました。
そんな私が最近読んでいるのがこちら。
アメリカ制作の、理科的なものや社会的なものをテーマにした雑誌や動画でお馴染み、ナショナルジオグラフィックの『構図の法則』。「感性が趣くまま」なんてあやふやなことは言わず、わかりやすい比較写真や理論で殴ってくれます。
- 作者: リチャード・ガーベイ=ウィリアムズ,ナショナルジオグラフィック,関利枝子,武田正紀
- 出版社/メーカー: 日経ナショナルジオグラフィック社
- 発売日: 2017/03/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (1件) を見る
有名な3分割法や黄金分割など構図の手法は多々あるが、この絵のどこがその分割法に当てはまるパーツなのか?
たくさん撮った似た構図の似た写真、具体的にブレてる以外はどう選別すればいいのか?
トリミングするときはどこを捨てるべきで、その場合の絵の縦横比はどう処理するといいのか?
カラー写真をモノクロ写真にするとき、何に注意を払って調整するべきなのか?
初心者はざっと読むことで基礎を手に入れて、どんどん描くことで見につけたり応用したりができるのではないでしょうか。良し悪しの判断をまだ直感でできない私は、この理論から判断をしていきます。
あと「写真撮る前にもできたらスケッチを書こう」というのはなるほどなとおもいました。映画撮る時だってコンテ描いてから現場行くわけですし。
ナショナルジオグラフィックはテーマの選び方や掘り下げが幅広く面白いので、今まで見たことないなって人は是非一度サイトを覗いてみてください。
絵を描く人は記事とかすっ飛ばしていいので、写真のコーナーだけでも。
見たことない動物から味気ないビル郡、色とりどりなカラー写真からちゃんと調整されたモノクロ写真、目を奪われるような花の写真から異国の人々まで、見たことがないちゃんとした綺麗な写真が次から次へとアップされているサイト、他にないんじゃないでしょうか。
かくいう私もこの写真達を見て、「ナショジオさんが出した写真の本なら信用が置けるのでは…?」と購入したクチです。大正解でした。