『こども六法』

本が好きなので本屋で徘徊することもしばしばな私ですが、興味深い本を拝見して迷った挙句購入しました。

 

『こども六法』は「日本の誰もが関係しているのに、誰にでも(特に子供)読みやすい法律の本がないな」と作られた一冊だそうで、発想が優しいし、実際生まれた瞬間から関係してるのに33歳になっても法律本読んだことない私にも優しかったです。

こども特化なので商法が省かれ、逆に少年法といじめ防止対策推進法が入った正確には7法。内容も全文ではなくこどもでも関係するような部分重視なので、大人はこれ読んだあと自分が気になる部分を原典で当たってみるといいかもしれません。

読んでみると「あ、これ悪事だとは思ってたけど法律で取り締まることができるレベルの悪事だったのか」とか「少年法ってこういう概念で作られてたのか」みたいな納得があって興味深かったです。昨今の裁判の判決見てると納得できないものもあったのですが、法律からしてそれ以上の罰が与えられなかったりしてるので、法律改正が先かなとも感じました…悪意なしで人殺しとかしちゃった人の刑が軽くなったりするけど、殺す意思なく人を害せちゃう人も放置されたらたまったものではないので軽くしないで欲しいし、強制わいせつ関係についてはもっと厳罰化してほしい…

 

こども六法

こども六法

  • 作者:山崎 聡一郎
  • 出版社/メーカー: 弘文堂
  • 発売日: 2019/08/20
  • メディア: 単行本
 

 

教養のひとつとしてどうぞ。