『Vision ヴィジョン ーストーリーを伝える:色、光、構図ー』

奮発して買ってよかったなぁあと思った一冊。『Vision ヴィジョン ーストーリーを伝える:色、光、構図ー』。

 

 

構図本とか色の本とかバラバラ買っていて、それはそれでよいのですが、最初に買うべきは多分これ。映画製作におけるポイントが全部詰まっているのではないか?というレベルでテンコ盛りです。

構図を考えるときはどこがポイントのラインとなるかの実演、白黒バランスの大切さ、情報量、形で作る印象、意図的に作るバランス、カメラ、色と光の効力など。そしてそれを学ぶために何をすべきかが具体的に書いてあって(映画を無音で見てショットごとの意図を考えるとか、構図を考えるための練習法とか)、いやこれ絶対映像をまじめに理論組んで作りたい人が読むべきやつ~~ってなりました。天才肌がぽんぽん作る映像ってのもいいんですけど、そういうセンスが組みあがっていない私みたいなのが勉強していくのにめちゃいい。天才の思考回路を言語化してくれています。実際に作った画を見直しチェックするときにもすごく使えます。

 

私は3DCGの勉強しに専門学校行っていて、映像制作の授業もあったけどここまでの内容は教えてもらってないです。イマジナリーラインとかはこの本には載っていないので、この本一冊読めば完璧!というわけでもないですが、ちゃんとやるならこの一冊。ちょっと高いけどぜひお手元に一冊。

 

個人的にはちゃんとした映像監督、これ全部考えながら作業してるの?正気?って気分にもなります。