専門書をあれこれ読むようになって気が付いたのは、「専門家の人って賢くておもしろいな」ということ。知識量が違うので、アウトプットのうまい下手はあるけど、総じておもしろい。
アイデア出しなどでたまに「部外者のほうが意外と面白いアイデアが出せるのでは?!」と素人が首つっこんでうまくいく事例ありますが(エンタメでよくみる演出)、あれが現実世界で成功するケースって「(その道では素人だけど他界隈ではトップクラスな)部外者」なんだとおもいます。
さて、専門家。一人でもおもしろい専門家が「実は私たちの研究って似てるとこありますよね!?」と辺境を旅するノンフィクション作家と日本中世史の教授が二人で対談したらもっと面白いわけなんですよ。
膨大な知識というか知見がある二人がぽんぽんと打てば響くとばかりに会話するさまは本ッ当に面白いです。するする読めます。一般人でもわかるように下部に注意書きや説明も入れてくれています。
特に日本中世史や民俗学、海外の辺境などに興味ある人は読んで損なし。おすすめです。